車の発進時などに「キュルキュル」と音が出る場合、原因はファンベルトかもしれません。
私は2019年12月に『ファンベルトの鳴き』を経験しました。
早めに点検をしないといけないな――と思いつつも、忙しくて一週間が経ってしまいました。信号待ちで停車して、(エアコンを入れた状態で)走り出す時に――キュルキュル、キーキー大きな音が出るようになりました。そして慌てて整備工場に持ち込みました。
ファンベルトはゴム素材なので、年数が経過すると伸びたり、ひびが入ったりします。
また、新しくても緩んでいる場合は張りの調整が必要です。
ファンベルトの鳴きは車の悲鳴です。
放置をしていてファンベルトが切れてしまうと――――
- バッテリー上がり
- エンジンのオーバーヒート
- エアコンが動かなくなる
上記のような現象が起こり、最悪廃車になります。
走行中にファンベルトが切れたとしたら、事故につながりかねません!早急にベルトの張りの調整や部品交換が必要です。
ファンベルトの調整費用と交換費用の目安
張りの調整工賃
- 軽自動車 ⇒ 2,500円
- 中型車 ⇒ 3,000円
- 大型車 ⇒ 3,500円
ベルト交換(ベルト代+作業工賃)
- 軽自動車 ⇒ 3,000円 + 5,000円 = 8,000円程度
- 中型車 ⇒ 4,000円 + 5,000円 = 9,000円程度
- 大型車 ⇒ 6,000円 + 6,000円 = 12,000円程度
上記の料金はあくまで目安ですが、基本的には1万円くらいが交換費用でかかります。
ファンベルトは年式や車種によって、使われている本数が違います。
オルタネーター(ファン)ベルトとエアコン(コンプレッサ)ベルトの2本を交換しました。
部品代が2本で6,000円と工賃が8,000円で14,000円かかりました。
年式や型式によっても変わってくるようですが、ワゴンRの場合フロントバンパーを外して作業する場合もあり、工賃は適正料金のようです。
ファンベルトの疑問
ファンベルトってなに?
エンジンの回転から動力をとって、オルタネーター(⇒発電をする)やウォーターポンプ(⇒エンジンを冷却する)、エアーコンプレッサー(⇒冷暖房)に係わる重要なベルトです。最近の新しい車両だとファンは電動になっているそうですが、昔ながらのなごりでファンベルトと呼ぶことが多いそうです。
ファンベルトの交換目安
- 走行距離では5万~10万キロ
- 年数では5~10年
上記がひとつの目安となります。
ファンベルトは自分で交換できるの?
ファンベルト交換って自力でできないものかな?――と思って調べてみましたが、
車種によってエンジンルームの構造が異なり、必要になってくる工具もあります。よほど専門的な知識がある方以外は、交換作業を依頼した方がいいと思います。
交換作業をしてくれる方の経験や技術にお金を払い、万一何か不具合があった場合もその作業をしたところが保証してくれるのであれば、工賃は決して高くないと思います。