一晩で3時間くらい蹴っていることもままあって、困り果てていました。
寝ている時のケリケリは1歳半~2歳半ごろまで激しく続き、3歳ごろには落ち着きました。
うちの子寝相が悪くて、動きが激しすぎるのだが、大丈夫だろうか?
寝相 ≒ 寝返りです
寝相が悪くても、お子さんの健康状態は大丈夫です。
寝相が悪いということは寝返りが多いということです。
お子さんが元気にしっかりと睡眠をとっている証拠です。
子どもの寝相の悪さはすぐにはなおりません!(寝ている時のことですから)
できるだけ環境を整えつつ上手くつきあっていくことが大切です。
親の負担を少しでも減らしましょう。
子どもがよく寝られる環境を作りましょう。
寝返りの役割
- 体温を調節する機能
- 布団の中の温度や湿度を調整する。
- 同じ姿勢だと身体が痛くなるので、力のかかる場所を変える。
- じっとしていると血流が悪くなるので、寝返りで血液の流れがよくなる。
子どもの寝相が悪い原因
子どもはこの睡眠周期が短く、寝返を行うタイミングが多いので必然的に寝相が悪くなるそうです。
子どもは大人よりも(ノンレム睡眠の中でもさらに眠りの深い)徐波睡眠の時間が長く、この時大脳が休息しているので、身体の向きや姿勢を認識できないのです。
また子どもは運動野(脳の身体の動きをコントロールする部分)が未熟なので、動きが大きくなり時にはアクロバティックな寝相になるようです。
わが家の場合。(息子の事例)
寝相の変遷
また、眠そうにしているな――――と安心していると、裏拳が飛んでくるのがお約束でした。
その後、就寝時などに親をケリケリする期間が1年以上続きました。
寝かしつけ時の状況
眠そうなのに寝なくて、就寝時に30分から1時間くらい蹴っている時もありました。
夜中や朝方に眠りが浅くなると、またケリケリが始まりました。
運動しているようでもあり、蹴って足にモノ(親の身体)があたると安心感があるようでした。
「だめだよ。おとうさんも、おかあさんも痛いんだよ」と言ってはみたものの伝わりません。
手を握ったり、子どもの足を親の足で軽くはさむと安心して割とスムーズに寝てくれることもあったのですが、稀でした。まっすぐ寝かせても、横向きになったり、180度回転して、横腹や顔をめがけて蹴ってきます。
ケリケリが止んで、寝たかなと思いながら、こちらがうとうとしはじめた頃にまた蹴られはじめると、さすがにイライラしました。
「痛いんだよ」と言ってみたり、「寝なさい」と言いながら、時には軽くくすぐったりしたこともありました。
息子は妻のお腹にいた時にも、足で膀胱のあたりをよく蹴っていたようで、本当に大変だったろうなと思います。
冬場は直接攻撃を防ぐために、寝具を1枚、私(親自身)の身体に巻き付けて寝ていました。
寝かしつけ時の有効な対策、心掛け
温度に気をつける
子どもは大人よりも暑がりです。服の枚数や、掛け布団の枚数、エアコンの設定温度に気をつけましょう。
大人よりも1枚少なめが快適だといいます。
室温も(子どもが布団から飛び出るのでカゼをひかないようにと心配になったりしますが)子どもにとって快適な温度を探りましょう。
お風呂に早めに入れる
子どもに限らず大人でも、入浴を済ませて体温が下がってきた時に眠気を感じやすいものです。
目安としては寝る2時間前にお風呂に入れて、眠そうな仕草をし始めたなら、2時間経っていなくても寝室に連れて行くといいでしょう。
日中よく遊ばせる
わかっていても難しいと思います。
子どもと一緒に遊んだり散歩に行ったりするにも限度がありますよね。食事させたり、おむつを替えたり、することはたくさんあるのですから。時間は有限です。
それに、子どもの体力は無限大です。
なので、できるだけ遊ばせましょう。
たくさん歩かせたり、走らせたり、一緒に階段をのぼったりして、できるだけ遊びで体力を使ってもらいましょう。
疲れると入眠がスムーズになります。
わたし自身こんなの毎日できませんでした(笑)
お風呂に行くタイミングを見計らっていると遅くなることもあります。
家庭ごとに生活の習慣や環境はさまざまです。
だから、無理はせず、できる範囲で取り組むのが一番だと思います。
子どもがたくさん遊んで、早めにお風呂を済ませられた日は、割とすぐに寝てくれる気がします。
できる範囲でというのは子育て全般に言えることかもしれません。
ずっと無理し続けることなんてできないのですから、ほどほども大切です。